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カナダの大学院出願準備まとめ【GPA/推薦状/エッセイ/TOEFL】

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Hi!トロントは一気に暖かくなってきて初夏をほのぼのと楽しんでいる今日この頃みなさんいかがお過ごしでしょうか。

2020年の8月からUniversity of CalgaryのMaster of Kinesiologyっていうところで勉強することになりました。

アメリカとかイギリスの大学院の情報ってググれば結構出てきますが、カナダの大学院の情報ってあんまりないので今回は自分が行ったカナダの大学院の出願準備などについてシェアしていこうと思います。

こうすれば受かるとかそういう攻略法ではなくあくまで自分が行って合格通知を頂いたということのまとめなので、参考までにお読みいただけたらと思います。

University of TorontoのMaster of Professional Kinesiologyもアプライしていたのですが、そのプログラムはコロナの影響で2020年は新規学生を受け入れないことになったので、儚く第1志望の選択肢は消えました。

詳しくはこちらをお読みください。

note.com

志望校選択(半年前〜)

多分日本の大学卒業して海外の大学院に行く人はほとんどが卒業してからすぐ行くと思いますが、自分はギャップイヤーを挟んでカナダでワーホリをしています。 

事前にカナダにいたことでプログラムの説明会とかもいけたりしました。

 

自分は半年前くらいからプログラムを調べ始めましたが、プログラムによってはpre-requisiteで取らないといけないコースや英語の要件が大変だったりすることもあるので、最低でも1年前くらいから考える、もしくは海外大学院の選択肢をちゃんと考えた上で学部生活を過ごした方がいいと思います(GPAや研究成果、プレリク、英語など)

一応自分は海外大学院は学部の最初の方から考えていたので今回は準備にそこまで時間はかかりませんでした。

 

 

推薦状の依頼(3ヶ月前〜)

志望校が決まったらまずは推薦状のお願いをしました。

まだアプリケーションを終えてなくていない段階で、この大学院にアプライ予定なのですが推薦状を書いていただけないでしょうかという旨のメールを送りました。

連絡が取れて了解が出た後になんでそのプログラムに入りたいかを伝えたり、履歴書を送ったりしました。

 

自分のアプリケーションが終わらない限り、教授にアプリケーションのフォームが届かない仕組みだったのでお願いが終わったあとは、急いでアプリケーションを仕上げました。

 

教授は大体忙しいので、アプリケーションが終わった時や締め切りの1週間前とかになった時はメールで丁寧に締め切り日を伝えつつ対応をお願いしましょう。

 

 

出願に必要だったもの

U of Calgaryの出願にあたって必要だったのは以下になります。

カナダのKinでprofessional系(コース+実習メイン)の大学院に行かれる方は恐らく似たような感じになると思います。

ただリサーチ系にいく場合は先に現地の大学のスーパーバイザーとコンタクトを取らないといけません。 

GPA

”A minimum of 3.0 GPA on a 4.0 point system, over the past two years of full-time study (a minimum of 10 full-course equivalents or 60 units) of the undergraduate degree.”

引用は全てプログラムホームページから:https://grad.ucalgary.ca/future-students/explore-programs/kinesiology-msc-thesis

U of Calgaryでは学部時代の過去2年のGPAが3.0/4.0以上が必要でした。

また学部での過去2年では最低10コースか60単位を取ってないといけないとのこと。

 

自分の場合ややこしいかったのは、

・日本で4年次の春に2コース(3単位)
・その後アメリカの1年間で10コース(26単位)
・帰ってきて4年次の秋に2コース(4単位)

というめちゃめちゃ変則的な事情でしたが、特に問い合わせることもなくアプライしたら通ったので大丈夫だったということでしょう笑

 

ということはおそらく自分のGPAは2017年度の日本の成績とアメリカ時代と2018年度の日本の成績を合わせたものが適用されると思うので、その場合自分のGPAは3.71になります。

カナダ勢とかだと4.0の人たちも多いと思うのでこれは平均くらいだと思います。

 

そしてこのGPAはやり直しがきかない訳ではないですが時間と労力がかかるので、学部時代からしっかりと高いGPAをキープすることが大事です(自分のはそこまで高くないですが笑)

日本の大学生はあんまり勉強しないし単位さえ取れれば良いという風潮がありますが、環境に惑わされないでしっかりと大学院留学を見据えて勉強しましょう。

また大学院目指している仲間を見つけて一緒に切磋琢磨するのも良いと思います。

 

Minimum education

”A four-year baccalaureate degree with a minimum grade of "B" or 3.00 in each of the following undergraduate prerequisite courses (or equivalents): Anatomy, Exercise Physiology, Biomechanics, Exercise and Sport Psychology, Statistics”

4年の学士を以下のクラスでB(GPA3.0)以上取って卒業していること。 

・解剖学
・運動生理学
バイオメカニクス
・運動心理学
統計学

これらがいわゆるプレリクになります。 

アメリカのMaster of Athletic Trainingとかの必要条件とかだとLabを必要としていることろも多いのですが、U of CalgaryのMKinではLabが必須じゃなかったので一安心。

しかも特にシラバスも提出しませんでした(これに関してワーホリ前に行こうとしてプログラムに出願の際にめっちゃ苦労したのに今回は大丈夫なんかいって思いますが笑)

 

Reference letters

”Two”

U of Calgaryの場合は特に指定がなく2つと書かれていました。

もう一個アプライしたU of Torontoの方は1つは教授からじゃないといけませんでした。

 

自分は日本の学部時代のゼミの教授アメリカ時代の指導教官に推薦状をお願いしました。

アプリケーションの支払いが終わると推薦状を書くフォームがあるリンク付きのメールが推薦をお願いした方々に送信されるのでどんな感じのフォーマットだったかは自分はわかりません。

 

日本の教授に頼むと、自分で英訳しないといけないとかあるらしいですが、うちの教授はバリバリに英語できる教授だったのでその必要がありませんでした。本当に感謝です。

 

English language proficiency

”An applicant whose primary language is not English may fulfill the English language proficiency requirement in one of the following ways:”

受け入れているスコアはメジャーなところだとTOEFLとIELTSで

TOEFLの場合はiBT 86点以上(各セクション20点以上)

IELTSの場合はAcademicで6.5以上(各セクション6.0以上)

でした。

 

自分はTOEFLを学部時代からずっと受験していたのでTOEFL(96点)で提出しました。 

IELTSは受けたことないですが、多分スコア的にはIELTSの方が簡単だと思います(多分)

これについては後でもう少し書きます。

 

Essay

エッセイはアプリケーションのフォームに各項目があって書いていく感じでした。

これも下の方で詳しく書きます。

 

CV

”(Optional) A CV with demonstrated ability to be self-motivated and capable of independent study as shown in undergraduate studies, volunteer work and/or work experience in exercise science areas will be considered.”

Curriculum Vitaeいわゆる履歴書のことです。

任意とは書いてありましたがもちろん提出しました。

とにかく学部時代の成績のアワードとか日米でのフィールドワークについて書きまくりました。

 

 

出願アプリケーション

アプリケーションはもちろん全部オンラインで行われます。 

自分から郵送したりとかはないのでとても便利です。

プロフィール

最初は自分のプロフィールや出身大学、成績、奨学金の有無など色々と答える項目がありました。 

エッセイ

エッセイは各項目250ワードくらいだったのでそこまで長くはないのですが、具体的に書きつつ何故このプログラムが自分を採用しないといけないのかっていうのを示さないといけないので意外と難しかったです。

自分は5日間くらいかけてネイティブやTESOLを持っている友達に添削してもらいながら仕上げましたが、正直普通はもっと時間をかけると思います笑

リサーチ系のプログラムだと自分がどんな研究をしてきて、院でどんなことをしたいのかをもっと詳しくかくと思うので時間をかけて書きあげた方がベターです。

 

U of Calgaryのエッセイで聞かれたのは以下のようなことです。

なぜこのプログラムを選んだのか

数あるプログラムから何故このプログラムを選んだかっていうことですね。

自分のやりたい事、学びたい事とフィットしている旨を書きました。 

 

このプログラムを終えた時のあなたについて

このプログラムを終えた時、自分はどうなっていたいかどうかについて。

2年のプログラムで何を学んでどんなゴールを見据えているかということ(って解釈した)について書きました。

 

このプログラムを終えて5年後のあなたについて

卒業してから5年後何をしているかについて。

自分が将来何をやりたいのかっていう事なのでプログラム中にこういう事を学んでそれを活かして自分が将来やりたい事を5年後はやっていますよ〜的な事を書きました。

 

その他(アピールポイントなど)

このアピールポイントでは何書いても良かった(と思う)ので、日米の学部時代にアスリートと携わるフィールドワークをめっちゃやってきたから、その経験を活かせるよ!とか

あとはバスケのコーチもやってたので、その経験もリハビリとかエクササイズのコーチングに活かせるとか、日米の経験もありカナダでもこれからこの分野で学んで行くことによっていろんな事の比較ができて、その気づきとかをクラス内だけではなくこのプログラム自体にもシェアできるよっていうのを書きました。

 

みんなGPAが4.0とかだと結局このエッセイで差別化しないといけないので、これは時間をかけてしっかりと取り組んだ方が良いと思います。

ネイティブの友達がいない場合は添削サービスを利用したり、学部生の人は国際交流課のネイティブの先生を捕まえて添削のお願いをするといいと思います。

 

 

成績表/英語のスコアの提出

学部時代の成績と英語のスコアの提出があるのですが、まずPDFでの提出になります。

そして、その後に原本を母校や受けた英語の団体からプログラムの方に直接送ってもらう手続きをしないといけません。

 

アメリカの学校とかはそういうのに慣れているというか、それが当たり前なのでオンラインでパパッとやれば勝手に送ってくれました(有料)

日本の大学は学校によりきだと思います。

自分の場合は幸運なことに去年くらいから母校の大学がオンライン申請に対応してくれていたので、郵送とか面倒な手続きがなくて楽でした。

 

ワーホリに行く前に他のプログラムに入ろうとしていて、その時は全然オンライン化が進んでなかったので、成績表の原本を学部から受け取ってから、国際交流課に行って郵送してください!って感じでお願いしてました笑

その時は高校とかの成績も送らないといけなくて、もちろんうちの母校は送ってくれなかった(笑)ので、母校が送ってくれないので厳封で自分で送りますという旨のメッセージ付きで自分で送りましたが、全然大丈夫でした笑

 

 

英語のスコア

正直学部からそのまま海外の大学院に行く人は英語のスコアが意外とネックになってくるかもしれないので、長期的な計画で学部時代から英語学習に取り組む必要があると思います。

自分はU of Torontoが第一志望でTOEFL100点必要だったので、一応それを目指して勉強してました(正直そんな勉強してないですが笑)

結果として96点しか取れませんでしたがU of Calgaryには十分な点数だったので良かったのですが、100点以上とか必要な大学院も多いのでゴールを見据えた長期間の対策が必要になります。

TOEFLのけっかがでた|Koki|note

自分は学部時代(2年の後半くらい)から一応コツコツと英語をやってきたのですが、GPAの維持と同じように環境に惑わされないように英語仲間とかを探すといいと思います。

自分は同級生で同じく交換留学や大学院留学を目指している友達がいたので一緒に切磋琢磨してました。

 

もし日本で勉強していて90点とか100点の壁に当たったら、いっそのことギャップイヤーでワーホリとかでカナダに来るのもありだと思います。

英語環境で英語を勉強するのが効率がいいと思いますし、現地のこともしれたり、貯金もできます。

またビザ的な話をすると、ワーホリビザから学生ビザの変更はカナダ国内で完結できるのでめっちゃ楽だと思います。

まとめ

今回は自分が行ったカナダの大学院の出願準備についてまとめました!

カナダに限らず海外大学院留学を考えている人は、エッセイとかは短時間でブラッシュアップしたり書き直せますが、GPAに関してはやり直しが聞きにくいので学部時代からの成績や英語の勉強の積み重ねが大事になってくるため、長期的な計画が必要になってくると思います。

現在コロナの影響でビザ関係が日々変更になってきているのでビザ要件などはホームページでちゃんと確認することをオススメします。

カナダの大学院について何か質問があればお答えできる範囲でお答えしますので質問があればコメントを残すか、ツイッターの方でDMをくださればと思います! 

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